1年は早いもので、気付けば来週にはもう上田西高と佐久長聖高の一般入試が行われます。TIMEの中3生は今年は全員が後期選抜受験ということもあり、各人がこの2校のいずれかを併願校として受験させていただく予定です。第一志望は全員が上田高または染谷高で、いつものように併願の必要がない生徒ももちろんいるのですが……自分が受験生のときは併願はクラスに1人もいなかったと記憶しているので「これも時代の流れだな~」と、今では当たり前のようになっているこの儀式の時期を毎年のように少々の違和感と共に過ごしております。
先日、生徒たちから上記2校の昨年の入試問題について質問が出たので、授業中にその問題の解説をしました。どちらも数学で長聖が「問題3の問2(3)」格子点の応用の問題で「n=4」はすぐに出るのですが「34個」の方は数え上げが必要で、面倒くさがりな自分としてはどちらかと言えば嫌いなタイプの問題です。それに対して、入射角・反射角が図Ⅱに表示されていて一瞬「理科か?」と思ってしまう西高の「大問5(3)」は、実はこの図Ⅱが意外に重要で、4つの相似な三角形を用いて計算でスパッと48cm が求められます。教えていてとても気分がよくなる好きなタイプの問題です。ただ、どちらの問題も、解けなくても合格にはさほど影響しないはずなので、特待生合格を狙わない限り、本番では解けなくても気にする必要もないのですが。